厚労省日報ダイジェスト9月28日(第488報)

28日は、新米、栗、柿、銀杏、キノコと、秋の味覚盛りだくさんでした。

中でも岩手県の栗は、検体数がたった3件ですが、すべて54~89Bq/kg

と非常に高い数値が報告されています。新米は、茨城県767件もの検

査を行い、結果ほぼ1割の72検体から検出が認められました。最高値は

44Bq/kgです。群馬県でも数件の検出があり、うち2件は川場村のある

沼田市のもので最高値は35Bq/kgです。

放射線医学総合研究所によると、精米により7割は除去できるとのことです

が、残りの3割を考えると、決して安心できる数値とは言えません。

栃木県那須塩原市レンコンからも、30Bq/kgの検出がありました。

 

水産物では、宮城県沖海産物の最高値48Bq/kgスズキで、サンマ2検体

はいずれも0.83および0.88Bq/kg以下の不検出でした。

 

厚労省日報ダイジェスト9月28日(第488報)

 

基準値超過(8検体)
No.188:宮城県産野生ツキノワグマ肉(Cs:170Bq/kg)
No.189、190、191:宮城県産野生イノシシ肉(Cs:240、180、150Bq/kg)
No.1,172:栃木県産ヒメマス(Cs:140Bq/kg)
No.1,300:埼玉県産ウズハツ(Cs:240Bq/kg)
No.1,532:長野県産ショウゲンジ(Cs:130Bq/kg)
No.1,536:長野県産ハナイグチ(Cs:190Bq/kg)

 

青森県・玄米15検体 いずれも限界値10.0Bq/kg以下

青森県・マダラ 15Bq/kg

岩手県・マダラ14検体 うち13件 6.2~52Bq/kg

岩手県・ヒラメ3検体 うち1件4.6Bq/kg

岩手県・クリ3検体 すべて54~89Bq/kg

岩手県・牛肉63検体 うち1件11Bq/kg

宮城県・原乳5検体 いずれもGe1.7~2.0Bq/kg以下

宮城県・天然海産物18検体 うち7件2.1~48Bq/kg

宮城県・野生鳥獣肉4検体 すべて基準値超(最高値イノシシ240Bq/kg)

岩手県・流通品イナダ 7.6Bq/kg

茨城県・二番茶3検体 すべて3.1~3.7Bq/kg

茨城県・玄米767検体 うち72件4.1~44Bq/kg

栃木県・ハウス菌床シイタケ20検体 すべて1.4~26Bq/kg

栃木県・ハウス原木シイタケ4検体 すべて4.8~48Bq/kg

栃木県・ハウス菌床エリンギ 25Bq/kg

栃木県・他キノコ類13検体 うち10件 7.2~48Bq/kg

栃木県・玄米18検体 うち3件8.3~9.3Bq/kg

栃木県那須塩原市・レンコン 30Bq/kg

栃木県・サトイモ8検体 いずれも Ge4.3~6.9Bq/kg以下

栃木県・ラッカセイ2検体 Ge5.7および7.3Bq/kg以下

栃木県那須塩原市・イチジク 2.7Bq/kg

栃木県・カキ6検体 うち2件 3.6および4.7Bq/kg

栃木県・ギンナン3検体 うち2件14および15Bq/kg

栃木県・クリ2検体 4.1および10Bq/kg

栃木県・CS原乳3検体 Ge2.4~2.7Bq/kg以下

栃木県・天然川魚5検体 うち1件基準値超(140Bq/kg)

2件4.9および14Bq/kg

栃木県・天然モクズガニ3検体 5.8~19Bq/kg

群馬県・玄米25検体 うち4件4.4~35Bq/kg

埼玉県・ハウス原木シイタケ 34Bq/kg

埼玉県・露地乾シイタケ2検体 17および29Bq/kg

埼玉県・牛肉 4.5Bq/kg

埼玉県・CS原乳2検体 0.3および0.5Bq/kg

埼玉県横瀬町・野生キノコ2検体 うち1件基準値超(240Bq/kg)64Bq/kg

千葉県・クリ16検体 うち15件 2.5~26Bq/kg

千葉県・流通品水産物(川魚含む) 0.65~45Bq/kg

九州産・流通品原木乾シイタケ 5.7Bq/kg

長野県・野生キノコ8検体 うち2件基準値超(最大値190Bq/kg) 1件43Bq/kg

長野県軽井沢町・野生ニホンジカ3検体 すべて41~55Bq/kg

静岡県・秋冬番茶9検体 いずれも0.79~0.97Bq/kg以下

 

参照: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kvl1.html