世田谷区×世田谷こども守る会 第二回ミーティング!

 2016年6月28日、世田谷区役所にて、昨年8月12日のお願いを受けての対応などについて二回目の意見交換会を行いました。

 

【意見交換会 参加者】

世田谷区:岩元教育次長、林学務課長、我妻学務課学校運営係長、末竹学校健康推進課長、

比留間学校健康推進課給食係長、斎藤区民健康村ふるさと交流課長、

駒場区民健康村ふるさと交流係長

守る会参加者:代表 他5名

 

※2015年8月12日意見交換会はこちら


教育委員会からの報告:

1. 小豆川勝見先生による校長研修会を2年連続実施

2. 上記の校長研修会の内容を校長から担任に伝達するよう指示

 

守る会からは、区内2つの小学校を例に、今年度見られた改善を説明し共有させていただきました。

 

【小学校①】

1. 保護者説明会にて校長先生から川場村の現状についての詳しい説明

2. 道の駅での買い物について保護者への事前アンケート

3. 担任の先生方を対象にした放射線についての勉強会

 

【小学校②】

保護者の合同説明会で冒頭、校長先生から放射能についての言及あり

1. 小豆川勝見先生の研修会で放射能について勉強をした

2. 川場は汚染状況重点調査地域であること

3. 放射能物質がたまる場所には立ち寄らない

4. お土産に関しても、家族と話し合って買う買わないを決める

5. 移動教室の欠席について→欠席扱いにはならない。学校に登校して課題をやってもらう予定

 

 

守る会としては、

1. 小豆川先生による校長研修会の継続

2. 上記学校で実施されたような担任の先生対象の勉強会の拡充(一番の理想は川場での事前実踏)

3. 川場移動教室に関する配布プリントの見直し

 (各小学校配布プリント:放射能についての明確な事前説明)

 (教育委員会プリント:東京〜NY間との被ばく量との比較など等、比較が間違っている。2016年版に刷新して欲しい)

4. 世田谷区単独ではなく、川場村と協力しあいながらの対応

(例えば、子育てメッセなど区イベントで販売する川場産商品の測定など)

5. 今後のため、汚染土の扱い・再利用についての世田谷独自の指針づくり

(政府方針として『8000ベクレル/kg以下の汚染土を全国の公共事業で利用』※ を前にぜひ区独自のルールを!)

※http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160608-082477.php

 

をお願いしました。

 

 

これに対して教育委員会は、

・校長研修会は今後も継続

・担任の先生対象の勉強会は規模が大きく難しいが、検討はする

・教育委員会から配布しているプリントは、文言を変えていないので見直すべき点があるか検討する

・区独自の汚染度の指針作りには政治的判断が必要

 

 

最後に、川場の状況変化の情報提供をいただきました。

・田園プラザの芝生を人工芝に取り替え(空間線量が劇的に低くなった)

・なかのビレジに於いて植樹祭のため木を伐採→

 新たな苗木を植えた(こちらも低くなったのでは)

・子供たちが通る道を舗装(こちらは半減に近い)