海産物それぞれの品目の最大値は、茨城県マダラ6.7Bq/kg、茨城県
スズキ19Bq/kg、青森県ヒラメ１Bq/kgでした。シラスは茨城県沖３検体の
うち１検体から0.43Bq/kgが検出されています。
淡水魚では、千葉県柏市手賀沼のギンブナとコイから基準値超過
（110および180Bq/kg）が見つかりました。その他でも、群馬県赤木大沼
や榛名湖のワカサギから98および87Bq/kgと、非常に高い数値が検出
されています。茨城県霞ヶ浦西浦でもワカサギ18Bq/kg、ウナギ31Bq/kg
が報告されました。
続いて【農産物】は、宮城県産コメ305検体のうち１検体から11Bq/kg、
栃木県産玄米９検体のうち、那須町と日光市の３検体から4および4.3Bq/kg
が検出されました。原木シイタケは岩手県で173検体のうち145検体から
6～63Bq/kg、群馬県3検体のうち２検体から25および33Bq/kg、栃木県
24検体のうち17検体から3～28Bq/kg、千葉県２検体のうち１検体から
13Bq/kg、静岡県１検体からは37Bq/kgの検出が報告されました。その他
栽培キノコ類では、宮城県栗原市の流通品ブナハリタケから94Bq/kg、
マイタケから49Bq/kgと非常に高い数値が報告されました。エリンギや
マイタケは栃木県でも6.4～13Bq/kgが検出されるなど、影響を受け易い
種類のようです。サツマイモは、茨城県産流通品から2.9Bq/kg、千葉県産
流通品から0.68Bq/kg、神奈川県産から0.94Bq/kg、栃木県日光市では
7.8Bq/kgが検出されています。その他の品目では、栃木県那須塩原市の
カブ4.1Bq/kg、同県塩谷町食用ギク21Bq/kg、那須町ハクサイ3.1Bq/kg、
茨城県流通品レンコン２検体から4.5および8.1Bq/kgなどが報告されました。
【畜産物・その他】は、群馬県の多くの地域の野生イノシシ、シカ、
ツキノワグマ肉から基準値超過（110～200Bq/kg）が相次いで見つかりました。
牛肉は、岩手県308検体のうち３検体から10～13Bq/kgが検出されましたが、
牛乳および原乳からの検出報告はありません。
福島県では流通品ハチミツから0.89Bq/kg、群馬県では乾シイタケから13Bq/kg
の検出が報告されました。
厚労省では先日、ジビエ肉の狩猟から調理までについての指針を発表しました
が、関東および東北地域のものについては、食中毒や寄生虫と同様に
放射性物質についても十分な注意が必要です。
世田谷こども守る会
事務局 堀
厚労省日報ダイジェスト9月22日（第897報）
※ 基準値超過（11件）
No.839,840,852 ：群馬県産ニホンジカ肉（Cs：110～150 Bq/kg）
No.841,846,847,853 ：群馬県産ツキノワグマ肉（Cs：130～190 Bq/kg）
No.848,855 ：群馬県産イノシシ肉（Cs：110, 200 Bq/kg）
No.5272 ：千葉県産ギンブナ（Cs：110Bq/kg）
No.5273 ：千葉県産コイ（Cs：180Bq/kg）
【水産物】
北海道・マダラ１０検体 うち１件 0.96Bq/kg
青森県・マダラ９検体 うち2件 0.87および4.5Bq/kg
岩手県・マダラ Ge6.7Bq/kg未満
宮城県・マダラ2検体 Ge6.6および7.8Bq/kg未満
茨城県・マダラ6検体 うち5件 0.87～6.7Bq/kg
茨城県・スズキ12検体 うち11件 3.1～19Bq/kg
千葉県・スズキ3検体 うち1件 0.43Bq/kg
青森県・ヒラメ3検体 うち1件 1Bq/kg
岩手県・ヒラメ3検体 いずれもGe9.6～14Bq/kg未満
宮城県・ヒラメ3検体 いずれもGe7.3～8.2Bq/kg未満
茨城県・ヒラメ3検体 いずれもGe1.3～13Bq/kg未満
千葉県・ヒラメ2検体 Ge0.78および1Bq/kg未満
静岡県・流通品ヒラメ Ge8.0Bq/kg未満
茨城県・シラス3検体 うち1件 0.41Bq/kg
北海道・その他海産物20検体 うち1件 0.64Bq/kg
青森県・その他海産物10検体 いずれもGe0.89～25Bq/kg未満
宮城県・その他海産物16検体 うち1件 0.56Bq/kg
宮城県・その他海産物（流通品）27検体 うち4件 0.67～5.2Bq/kg
岩手県・その他海産物41検体 うち1件 0.43Bq/kg
茨城県・その他海産物6検体 うち1件 0.85Bq/kg
千葉県・その他海産物18検体 いずれもGe0.63～15Bq/kg未満
宮城県仙台市（広瀬川）・アユ 4.1Bq/kg
茨城県霞ヶ浦（西浦）・ワカサギ 18Bq/kg、タモロコ 29Bq/kg、ウナギ 31Bq/kg
千葉県柏市（手賀沼）・ギンブナ、コイ 基準値超過（110および180Bq/kg）
スジエビ 63Bq/kg
群馬県前橋市（赤木大沼）・ワカサギ 98Bq/kg
群馬県高崎市（榛名湖）・ワカサギ 87Bq/kg
群馬県（丸沼、丹生湖、梅田湖）・ワカサギ3検体 4.5～6.3Bq/kg
新潟県・流通品コイ Ge2.0Bq/kg未満
埼玉県美里町・天然コイ Ge8.1Bq/kg未満
【農産物】
岩手県・コメ（玄米）5検体 いずれもGe6.0～7.7Bq/kg未満
宮城県・コメ305検体 うち1件（栗原市） 11Bq/kg
福島県・流通品コメ2検体 Ge1.3および3.0Bq/kg未満
秋田県・コメ（玄米）49検体 いずれもGe2.4～4.7Bq/kg未満
新潟県・コメ（玄米）14検体 いずれもGe6.1～7.7Bq/kg未満
群馬県・コメ（玄米）16検体 いずれもGe6.2～8.4Bq/kg未満
埼玉県・コメ（玄米）4検体 いずれもGe7.0～8.4Bq/kg未満
栃木県・コメ（玄米）9検体 うち3件（那須町、日光市） 4.0Bq/kgおよび4.3Bq/kg
千葉県・流通品コメ（25年度、26年度産） Ge0.8および0.9Bq/kg未満
岩手県・原木シイタケ173検体 うち145件 8～63Bq/kg
群馬県・原木シイタケ3検体 うち2件 25および33Bq/kg
栃木県・原木シイタケ24検体 うち17件 3～28Bq/kg
千葉県・原木シイタケ2検体 うち1件 13Bq/kg
静岡県浜松市・原木シイタケ 37Bq/kg
宮城県南三陸町・菌床シイタケ2検体 Ge7.5および9.4Bq/kg未満
福島県・流通品菌床シイタケ Ge1.3Bq/kg未満
栃木県・菌床シイタケ5検体 うち２件 5および10Bq/kg
宮城県登米市/栗原市・流通品マイタケ４検体 うち１件 49Bq/kg
宮城県栗原市・流通品ブナハリタケ 94Bq/kg
栃木県・ヒラタケ２検体 うち１件 4.6Bq/kg
栃木県・エリンギ 8.1Bq/kg
栃木県・マイタケ８検体 うち６件 6.4～13Bq/kg
青森県・野生ナラタケ、マイタケ７検体 いずれもGe20Bq/kg未満
岩手県久慈市・野生チチタケ 44Bq/kg
宮城県栗原市・野生オオイチョウタケ２検体 27および50Bq/kg
山形県小国町・野生マツタケ 19Bq/kg
栃木県高根沢町・野生ヤマグリ 8.1Bq/kg
茨城県常陸大宮市、大子町・野生ウラベニホテイシメジ２検体 4.6および17Bq/kg
茨城県・流通品サツマイモ５検体 うち１件 2.9Bq/kg
千葉県・流通品サツマイモ５検体 うち１件 0.68Bq/kg
神奈川県・サツマイモ 0.94Bq/kg
栃木県・カンショ５検体 うち１件（日光市） 7.8Bq/kg
栃木県那須塩原市・カブ 4.1Bq/kg
栃木県塩谷町・食用ギク 21Bq/kg
栃木県那須町・ハクサイ 3.1Bq/kg
茨城県・流通品レンコン４検体 うち２件 4.5および8.1Bq/kg
【畜産物・その他】
岩手県・牛肉308検体 うち３件 10～13Bq/kg
群馬県沼田市・野生イノシシ肉 基準値超過（110Bq/kg）
群馬県沼田市・野生ツキノワグマ肉 45Bq/kg、シカ肉 54Bq/kg
群馬県片品村・野生ツキノワグマ肉２検体 うち１件基準値超過（130Bq/kg）
他１件 47Bq/kg
群馬県片品村・野生シカ肉 基準値超過（150Bq/kg）
群馬県草津町、東吾妻町・野生ツキノワグマ肉２検体 基準値超過（130および190Bq/kg）
群馬県嬬恋村、長野原町、下仁田町・野生ツキノワグマ肉３検体 14～87Bq/kg
群馬県安中市・野生イノシシ肉 81Bq/kg
群馬県前橋市・野生ニホンジカ肉２検体 基準値超過（110および150Bq/kg）
群馬県渋川市・野生ツキノワグマ肉 基準値超過（160Bq/kg）
群馬県桐生市・野生イノシシ肉 基準値超過（200Bq/kg）
千葉県大多喜町・野生イノシシ肉７検体 いずれもNaI 15q/kg未満
岩手県・原乳１２検体 いずれもGe2.2～2.8Bq/kg未満
宮城県・原乳５検体 いずれもGe1.7～2.2Bq/kg未満
福島県・流通品牛乳 Ge1.4Bq/kg未満
栃木県・原乳３検体 いずれもGe2.8および2.9Bq/kg未満
栃木県・流通品牛乳 Ge1.0Bq/kg未満
群馬県・原乳５検体 いずれもGe3.6～4.2Bq/kg未満
神奈川県・原乳 Ge0.39Bq/kg未満
福島県・流通品ハチミツ 0.89Bq/kg
群馬県・乾シイタケ 13Bq/kg
参照：http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000058777.html
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