厚労省日報ダイジェスト2月17日(第826報)

2月17日は、基準値超過はありませんでした。

海産物も低めの数値が続いていますが、流通品海産物加工品

からも引続き1~3.3Bq/kgが検出されています。この日の最大値

岩手県産マダラ3.3Bq/kgです。

また、同じく流通品で、川崎市の検査にて埼玉県産茶葉から

35Bq/kgが検出されましたが、これは発表当初は茶葉としてでは

なく、抽出後の「飲料」の部類で報告されていたため、元の茶葉の

汚染がひどいのでは、との情報がツイッターなどで拡散されてしま

いました。過去にある「150Bq/kg程度の茶葉で淹れたお茶が

1.5Bq/kg」という実験結果から、35Bq/kgの茶葉の飲料状態は、

実際には0.3Bq/kgほどと推測されます。また、過去には検出限

界値以下を表す<の符号の付け忘れにより、全ての農産物が

「検出」として報告されていた例もあります。

こうした誤報の拡散はスピードが速い上に訂正の情報が届きにく

い傾向にあり、一生懸命努力している生産者さんにとってはまさ

に「風評被害」です。食品中の放射性物質とはこれから長い付き

合いとなりますので、発信側も受け手側も、慎重さと冷静さを心が

けていきたいものです。

 

厚労省日報ダイジェスト2月17日(第826報)

 

※基準値超過なし

青森県・マダラ 0.51Bq/kg

青森県・その他海産物4検体 うち1件 0.68Bq/kg

千葉県沖・ビンナガ 0.51Bq/kg

千葉県・CS原乳4検体 いずれもGe1.5および1.7Bq/kg未満

太平洋北部・流通品メカジキフィレ 1Bq/kg

宮城県・流通品モウカザメ(ネズミザメ) 1.4Bq/kg

岩手県・流通品マダラ 3.3Bq/kg

埼玉県・流通品茶葉 35Bq/kg

茨城県・流通品麦茶(大麦) Ge2.0Bq/kg未満

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000037441.html