厚労省日報ダイジェスト7月29~31日(第693~695報)

7月29日は基準値超過はありませんでしたが、埼玉県綾瀬川

ウナギから42Bq/kgの検出報告がありました。江戸川区でもウナギ

が多く検査され、中川下流域および荒川下流域の検体からおよそ

4~10Bq/kgの検出が報告されています。

 

続いて7月30日は、岩手県牛肉100検体のうち2検体から、

11および20Bq/kgの検出がありました。茨城県では水産物の検査

が行われ、マダラ6検体すべてから8.3~36Bq/kgが検出されてい

ます。他、スズキやヒラメなどには極端に高い数値は見られません

でしたが、セシウムが検出されるものにはストロンチウムなど他の

核種が含まれる可能性もあります。

 

最後に7月31日は、宮城県沖クロダイから基準値超過(250Bq/kg)

が見つかりました。同県沖の他の海産物では、ヒラメスズキから

20Bq/kg前後の値が報告されています。

牛肉は、岩手県で検査された115検体のうち2検体から18および

48Bq/kg、茨城県81検体のうち1件から27Bq/kgが検出されました。

牛肉は海産物とは異なり、飼料や飼育環境によるコントロールが可能な

食品ですが、国の基準値が100Bq/kgのため時折このような検出例が

出てきてしまうのが残念です。

 

厚労省日報ダイジェスト7月29日(第693報)

 

※基準値超過なし

 

北海道・マダラ3検体 すべて1.2~11Bq/kg

北海道・乾燥昆布4検体 いずれもGe3.1~3.9Bq/kg未満

群馬県・ヤマメ6検体 すべて4.2~26Bq/kg

埼玉県荒川・ウナギ Ge11Bq/kg未満

埼玉県綾瀬川・ウナギ 42Bq/kg

埼玉県ときがわ町・野生イノシシ 16Bq/kg

千葉県銚子市(利根川)・スズキ2検体 3.8および15Bq/kg

千葉県・その他海産物6検体 うち2件 0.55および2.1Bq/kg

東京都瑞穂町・原乳 Ge1.3Bq/kg未満

東京都江戸川区(中川下流域)・ウナギ3検体 すべて3.8~9.5Bq/kg

東京都江戸川区(荒川下流域)・ウナギ6検体 うち2件4.2および4.9Bq/kg

東京都城南島沖・スズキ 2.8Bq/kg

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000013357.html

 

 

厚労省日報ダイジェスト7月30日(第694報)

 

※基準値超過なし

 

岩手県・牛肉100検体 うち2件 11およb20Bq/kg

茨城県・スズキ5検体 すべて6.6~13Bq/kg

茨城県・ヒラメ6検体 うち5件 1.0~9.6Bq/kg

茨城県・マダラ6検体 すべて8.3~36Bq/kg

茨城県・クロダイ3検体 すべて7.2~16Bq/kg

茨城県・その他海産物34検体 うち15件 1.9~8.2Bq/kg

茨城県那珂川・ウナギ9検体 うち6件 4.3~12Bq/kg

茨城県霞ヶ浦(北浦)・水産物3検体 すべて26~34Bq/kg

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000013689.html

 

 

厚労省日報ダイジェスト7月31日(第695報)

 

 ※基準値超過1件
 No.170 宮城県産クロダイ( 250Bq/kg )

 

岩手県・牛肉115検体 うち2件 18および48Bq/kg

宮城県大崎市・ブルーベリー Ge7.6Bq/kg未満

宮城県・ヒラメ6検体 すべて6.9~17Bq/kg

宮城県・クロダイ 基準値超過(250Bq/kg)

宮城県・スズキ2検体 13および20Bq/kg

宮城県・その他海産物23検体 うち8件 0.42~5.6Bq/kg

宮城県花川(加美町)・アユ 12Bq/kg

宮城県・麦類7検体 いずれもGe9.3~12Bq/kg未満

茨城県ひたちなか市・夏ソバ Ge7.6Bq/kg未満

群馬県・CS原乳3検体 いずれもGe1.6~1.9Bq/kg未満

千葉県勝浦市・カツオ0.56Bq/kg

茨城県・牛肉81検体 うち1件 27Bq/kg

長野県・小麦4検体 いずれもGe10および11Bq/kg未満

長野県・原乳 Ge2.0Bq/kg未満

静岡県・原乳 Ge1.4Bq/kg未満

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000013889.html