厚労省日報ダイジェスト2月12日(第578報)

連休明けの2月12日は、牛肉の他にまとまった量の流通品検査報告

があり、とても見ごたえある内容です。

群馬県では河川ごとに川魚の検査を報告しており、河川の状況を知る

のにとても参考になります。また、横浜市給食食材と思われる流通品

検査結果を大量に報告しています。ご興味のある方はダイジェスト文末

の厚労省日報リンクから、群馬県の川魚は#761~#774を、横浜市の

報告は#1538以降をご覧下さい。

この日の主な検出報告栃木県産イノシシ肉8検体のうち7件が基準

値超過(最大500Bq/kg)、マダラ最大30Bq/kg、茨城県ミズナ6.2Bq/kg

サツマイモ5.9Bq/kg、レンコン6.3Bq/kg、千葉県サバ干物10.5Bq/kg等

です。

 

なお、2月8日分(第577報)の北海道牛肉25Bq/kgの報告は、検査を

行った芝浦食肉衛生研究所に問い合わせたところ、測定器の検出限界

である25Bq/kgギリギリで反応があったとのことでした。市民測定所など

では、このようなケースは数値が不安定(実際より高めに出ることが多い

ようです)な可能性が高いため、公表する前に精度の高い機器で再測定

を行うと聞いていますが、東京都の検査では再検査は50Bq/kgを超える

場合のみだそうです。国の定める基準値ありきの測定と、1Bq/kgでも

値の低いものを選びたい消費者との乖離を強く感じます。

 

厚労省日報ダイジェスト2月12日(第578報)

 

基準値超過(7件)
No.716~719, 721~723:栃木県産イノシシ肉(7)(Cs:110~500 Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ 11Bq/kg

青森県・マダラ3検体 うち2件 4および26Bq/kg

岩手県・原乳12検体 うち1件 0.99Bq/kg

岩手県・スケトウダラ3検体 いずれもGe8.8~14Bq/kg以下

岩手県・マダラ12検体 うち11件 4.7~30Bq/kg

岩手県花巻市稗貫川水系・ウグイ 18Bq/kg

岩手県花巻市豊沢川水系・ウグイ2検体 Ge11および12Bq/kg以下

岩手県・牛肉149検体 うち1件 11Bq/kg

岩手県・菌床シイタケ3検体 いずれもGe11~16Bq/kg以下

岩手県・原木シイタケ2検体 うち1件 14Bq/kg

茨城県・牛肉295検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

群馬県・牛肉146検体 うち1件 15Bq/kg

栃木県・イノシシ肉8検体 うち7件基準値超過(最大500Bq/kg)

 他1件 89 Bq/kg

群馬県川場村(薄根川・溝又川)・イワナ2検体 Ge9.6および12Bq/kg以下

群馬県川場村(薄根川・桜川)・ヤマメ2検体 Ge8.4および11Bq/kg以下

群馬県沼田市発知川・イワナ 12Bq/kg以下

群馬県沼田市発知川・ヤマメ 20Bq/kg

千葉県・原乳4検体 いずれもGe1.4~1.6Bq/kg以下

東京湾・スズキ 2.3Bq/kg

宮城県・流通品マダラフィレ 14Bq/kg

宮城県・流通品メカジキフィレ 1.1Bq/kg

岩手県・流通品マコガレイ2検体 Ge1.5および1.8Bq/kg以下

千葉県・流通品イナダ 1.4Bq/kg

茨城県・流通品チダイ 6.1Bq/kg

神奈川県・原乳 Ge1.3Bq/kg以下

千葉県・ピーナッツペースト 2.8Bq/kg

茨城県・流通品レンコン 6.3Bq/kg

茨城県・流通品ミズナ 6.2Bq/kg

千葉県・流通品チダイ 4.9Bq/kg

岩手県・流通品マダラ 4.9Bq/kg

青森県・流通品メバル(ウスメバル) 7.5Bq/kg

茨城県・流通品サツマイモ 5.9Bq/kg

千葉県・流通品サバの干物 10.5Bq/kg

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002v4v4.html

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