厚労省日報ダイジェスト11月20日(第526報)

11月20日は、基準値超過はありませんでしたが、流通品検査で茨城県

玄米から3.9Bq/kg、干し芋から9.1Bq/kg福島県製造きざみ昆布から

8.4Bq/kgと、検出が報告されています。刻み昆布は原料産地が北海道で、

加工が福島県となっており、セシウムの検出が何に由来するものなのか

とても気になります。また、岩手県一関市では大豆から130Bq/kgが検出さ

れましたが、大豆はコメ・牛肉と同じに新基準値への移行に「準備期間が必

要」とのことで経過措置がとられている最後の食品で、今年度いっぱいまで

は暫定基準値である500Bq/kgまでが適合と認められ、市場に流通します。

以前にも書きましたが、大豆は私たちの食生活に欠かせない食材の一つで

す。味噌、醤油、豆腐、きな粉、調理用油など様々に加工され流通していき

ますので、大豆の検査結果には引き続き注視していかなければなりません。

 

厚労省日報ダイジェスト11月20日(第526報)

 

※基準値超過なし

 

茨城県・流通品玄米 3.9Bq/kg

茨城県・流通品干しイモ 9.1Bq/kg

山形県・流通品ナメコ 1.7Bq/kg

岩手県一関市・大豆 130Bq/kg (経過措置対象)

茨城県・牛肉294検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

茨城県・大豆58検体 うち5件 5.6~21Bq/kg

茨城県・ソバ46件 うち6件 2.9~26Bq/kg

栃木県那須塩原市・流通品牛乳2検体 Ge2.9および3.3Bq/kg以下

栃木県・大豆19検体 うち8件 3.2~8.2Bq/kg

栃木県・ソバ68検体 うち28件 3.3~78Bq/kg

千葉県・原木シイタケ7検体 すべて12~46Bq/kg

神奈川県・牛肉 30Bq/kg

北海道(材料)/福島県(製造)・きざみ昆布(乾燥測定後、水戻し換算)8.4Bq/kg

山梨県・原木シイタケ3検体 うち2件 1.9および3.6Bq/kg

山梨県・原木ナメコ2検体 うち1件 18Bq/kg

山梨県・菌床ナメコ 5.2Bq/kg

神奈川県(製造)・かまぼこ Ge5.0Bq/kg以下

静岡県(製造)・ちくわ Ge5.0Bq/kg以下

千葉県・マサバ 1.0Bq/kg

岩手県・ヨコワ 2.0Bq/kg

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002p57w.html