厚労省日報ダイジェスト8月24日(第463報)

8月24日は、全体のボリュームは変わらないのですが、興味深い

品目が目白押しの、大変濃い内容でした。

マダラ産地に関らず、高い数値が検出されていますので注意が

必要です。海産物は、やはり茨城、宮城両県沖での検出が目立ち

ます。宮城県産クロダイからは、またしても850Bq/kgという非常に

高い数値が検出されました。

 

今年度産のクリの検体も出始め、栃木県、千葉県のクリから、数ベク

レルの検出が報告されています。今後、筆頭産地である茨城県の

検査結果に注目したいところです。秋はキノコ、クリ、サツマイモなど

関東から北関東にかけての産地からの検出が顕著な食材が旬を

迎えますが、給食や家庭の献立においては是非とも、安全を第一に

考えていただきたいと思います。

 

長野県の野生のニホンジカ4.9Bq/kg以下の不検出であったことは、

山林の安心につながる情報かもしれません。

厚労省日報ダイジェスト8月24日(第463報)

 

 基準値超過事例
    No.140:岩手県産クマ肉(Cs:450 Bq/kg)
    No.142:岩手県産シカ肉(Cs:290 Bq/kg)
    No.152:宮城県産クロダイ(Cs:860 Bq/kg)
    No.348:群馬県産ワカサギ(Cs:210 Bq/kg)

 

青森県・マダラ2検体 57および77Bq/kg

岩手県・麦類10検体 いずれもGe3.4~4.3Bq/kg以下

岩手県・秋サケ Ge1.1Bq/kg以下

岩手県・マダラ11検体 うち10件 12~43.0Bq/kg

岩手県・その他海産物30検体 うち9件 1.5~12Bq/kg

岩手県・牛肉54検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

岩手県・野生鳥獣肉5検体 うち2件基準値超(最高450Bq/kg)32~94Bq/kg

宮城県・川魚7検体 すべて3.5~87Bq/kg

宮城県・天然海産物6検体 うち1件基準値超(860Bq/kg)、他4件10~32Bq/kg

宮城県・原乳5検体 いずれもGe1.8~2.4Bq/kg以下

宮城県・コムギ2検体 うち1件1.8Bq/kg

茨城県・玄米38検体 Ge7.2~11.4Bq/kg以下

茨城県・海産物39検体 うち19件 0.59~59Bq/kg

茨城県霞ヶ浦・モツゴ、ワカサギ 30および34Bq/kg

栃木県・コムギ4検体 いずれもGe5.0~5.6Bq/kg以下

栃木県・クリ 2.8Bq/kg

栃木県・露地果物10検体 いずれもGe4.1~8.3Bq/kg

栃木県・CS原乳3検体 いずれも2.6~2.9Bq/kg以下

栃木県・天然川魚8検体 うち1件5.2Bq/kg

埼玉県・CS原乳2検体 いずれもGe0.45~0.74Bq/kg以下

埼玉県・玄米 いずれもGe4.3~7.3Bq/kg以下

千葉県・クリ2検体 2.8および3.6Bq/kg

千葉県・玄米11検体 いずれもGe6.0~8.0Bq/kg以下

千葉県・海産物6検体 うち5件 1.3~45Bq/kg

長野県・ニホンジカ 4.9Bq/kg以下

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002iace.html