厚労省日報ダイジェスト9月14日(第478・479報)

さて、14日の日報です。この日は3連休前の特大号で、合計62ページ

に号外まで付いておりました。異例の号外の内容は、新潟県のスーパー

マーケットで販売されていた、岩手県産乾シイタケ1100Bq/kgです。これ

は「市場に出回っているものは、検査されているから安全である」という

国の主張が全く成り立たないことの、ほんの一例です。出荷前の食品全て

を検査することが不可能である以上、市場に出ているもの全てが基準値以

下であるとは決して言えませんし、「基準値以下=安全」という解釈にも、

多くの疑問が残ります。

 

その他では、栃木県産クリ基準値超過千葉県産クリ最大で65Bq/kg

埼玉県産原木シイタケ最大で74Bq/kgが報告されています。

基準値超過長野県産チチタケは、軽井沢の野生のものでした。千葉県

流通していたスジエビから93Bq/kgと非常に高い数値の検出があったことも

印象的です。

 

厚労省日報ダイジェスト9月14日(第478および479報)

 

基準値超過(3検体)
  No.1597:栃木県産クリ (Cs:180Bq/kg)
  No.1888:千葉県産ギンブナ (Cs:220Bq/kg)
  No.1939:長野県チチタケ (Cs:330Bq/kg)

  No.1:流通品岩手県産乾シイタケ(Cs:1100Bq/kg)

 

福島県・モモ 1.8Bq/kg

茨城県・レンコン 4.8Bq/kg

岩手県・原木生シイタケ 51Bq/kg

岩手県・ハウス菌床シイタケ2検体 いずれもGe13および19Bq/kg以下

岩手県・マダラ16検体 うち15件 4.0~49Bq/kg

岩手県・チダイ3検体 うち2件 6.2および7.7Bq/kg

岩手県・牛肉74検体 うち1件12Bq/kg

岩手県・原乳12検体 うち2件1.3および1.4Bq/kg

宮城県・コメ20検体 うち1件(仙台市) 6.9Bq/kg

宮城県・菌床シイタケ 5.6Bq/kg以下

宮城県・原乳5検体 いずれもGe2.0~2.3Bq/kg以下

宮城県・天然海産物17検体 うち8件 0.65~24Bq/kg

山形県・コメ148検体 いずれも7.1~9.9Bq/kg以下

栃木県・玄米15検体 いずれもGe6.8~8.5Bq/kg以下

栃木県・クリ 基準値超 180Bq/kg

群馬県・玄米5検体 Ge5.3~7.5Bq/kg以下

埼玉県・クリ7検体 いずれもGe14.6~17.9Bq/kg以下

埼玉県・カボス 2.6Bq/kg

埼玉県・CS原乳2検体 いずれもGe0.47~0.64Bq/kg以下

埼玉県・流通品原木シイタケ4検体 すべて24~74Bq/kg

埼玉県・牛乳4検体 Ge1.04~1.27Bq/kg以下

埼玉県・玄米3検体 いずれもGe5.2~10.7Bq/kg以下

千葉県・クリ31検体 うち28件 Ge3.9~65Bq/kg

千葉県・イチジク4検体 いずれもGe3.3~4.0Bq/kg以下

千葉県・サツマイモ 2.2Bq/kg

千葉県・流通品コイ24Bq/kg

千葉県・流通品テナガエビ 17Bq/kg

千葉県・流通品スジエビ2検体 13および93Bq/kg

千葉県・流通品キンメダイ 4.0Bq/kg

群馬県・流通品低脂肪牛乳 1.1Bq/kg

 

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002jx1r.html