厚労省日報ダイジェスト7月20日(第438報)

20日の日報ダイジェストです。

基準値超過に登場する食品は、次第に品目が絞られてきました。

・東北地方の魚類

・北関東の川魚

・野生の鳥獣肉

・原木シイタケ、または乾シイタケ 辺りが主でしょうか。

給食や家庭での献立作りや検査品目の選定の際に参考にしていただければ

と思います。また、基準値以下でも、今回は埼玉県の原木シイタケから

最大90Bq/kgもの検出が報告されています。産地が遠くても、食材の傾向と

して、やはり原木シイタケには注意が必要です。また、これは嗜好品ではあり

ますが、山形県産ワインから3.1Bq/kgが検出されています。

厚労省日報ダイジェスト7月20日(第438報)

 

  基準値超過(6検体)
  No.58、60、62:岩手県産シカ肉(Cs:110、110、180Bq/kg)
  No.94:宮城県産クロダイ(Cs:140Bq/kg)
  No.230:栃木県産ヒメマス(Cs:170Bq/kg)
  No.231:栃木県産ブラウントラウト(Cs:160Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ3検体 すべて4~13Bq/kg

北海道・流通品貝類(ホッキ、カキ、アサリ等) いずれも0.65~0.75Bq/kg以下

茨城県・流通品サツマイモ 9.2Bq/kg

岩手県・マダラ12Bq/kg、スケトウダラ1.6Bq/kg

岩手県・マサバ2検体 うち1件 5.6Bq/kg 

岩手県・ブリ3検体 うち2件6.5Bq、6.9Bq/kg

岩手県・チダイ2検体 5.6Bq、14Bq/kg

岩手県・原乳12検体 うち2件1.8Bq、2.4Bq/kg

岩手県・シカ肉5検体 うち3件基準値超(最大180Bq/kg)、他21Bq、81Bq/kg

宮城県・原乳3検体(CS含む) いずれもGe1.6~2.1Bq/kg以下

宮城県・天然アユ5検体 すべて17~68Bq/kg

宮城県・天然海産物17検体 うち1件基準値超(140Bq/kg)、他12件4~100Bq/kg

宮城県・ウナギ 27Bq/kg

宮城県・ハウス菌床シイタケ 23Bq/kg

茨城県・ハウス原木シイタケ6検体 すべて11~28Bq/kg

栃木県・露地野菜33検体 うち2件4.6Bq、5.8Bq/kg(ミョウガ、シソ)

栃木県・夏ソバ6検体 うち1件4.8Bq/kg

栃木県・CS原乳3検体2.7~3.0Bq/kg以下

栃木県・麦類54検体(コムギ含む) いずれもGe4.6~7.5Bq/kg以下

栃木県・川魚18検体 うち2件基準値超(最大180Bq/kg)、他11件6.3~98Bq/kg

埼玉県・麦類38検体(コムギ含む) いずれも2.8~4.6Bq/kg以下

埼玉県・ハウス原木シイタケ6検体 うち5件3.1~90Bq/kg

埼玉県・CS原乳2検体 いずれもGe0.58~0.94Bq/kg以下

埼玉県・流通品原木シイタケ3検体 うち1件39Bq/kg

千葉県・露地ミョウガ Ge5.2Bq/kg以下

千葉県・コムギ10検体 いずれもGe3.8~4.8Bq/kg以下

千葉県・流通品ウナギ 37Bq/kg

神奈川県・原乳2検体 いずれも0.37~0.40Bq/kg以下

山形県・ワイン3.1Bq/kg

静岡県・原乳3検体 いずれもGe3.3~3.5Bq/kg以下

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ft53.html