厚労省日報ダイジェスト7月13日(第434報)

13日の日報は、関東圏の麦類の検査結果が多く報告されていました。昨年はちょうど葉を出したころに事故が起こり、葉面からの吸収が収穫に影響したそうです。今年度産については、同日の日報によれば検出されたのは2検体のみで、また、最大値2.8Bq/kgとのことですので、25年度には流通している商品も交替し、安心できる状況になっているかもしれません。麦類の品目の中では、やはりコムギに出やすいようですので、例えば長期保存のきく23年度産の国産小麦の乾パンなどは注意したほうがいいかもしれませんね。

他には、川魚からの検出報告が目立ちました。私たちにとっては食品という捉え方に過ぎませんが、自然環境が広範囲にわたって汚染された事実はとても重いものと受け止めています。

厚労省日報ダイジェスト7月13日(第434報)

 

基準値超過(5検体)
   No.5:岩手県産サンショウ(Cs:140 Bq/kg)
   No.90、115、116:宮城県産イワナ(Cs:130、150、460 Bq/kg)
   No.134:宮城県産ブルーベリー(Cs:190 Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ 8.8Bq

岩手県・原乳12検体 うち3件1.2~1.5Bq

岩手県・牛肉63検体 うち1件33Bq

宮城県・天然川魚8検体 うち3件基準値超(最大460Bq)、他すべて30~77Bq

宮城県・天然海産物32検体 うち25件0.62~96Bq

宮城県・原乳5検体(CS2検体含む) いずれもGe2.1~2.4Bq以下

宮城県・ハウス菌床シイタケ Ge7.3Bq以下

山形県・イワナ24Bq、ウグイ7.7Bq

栃木県・トマト、ミニトマト11検体 いずれもGe3.8~5.6Bq以下

栃木県・ブルーベリー4検体 うち1件2Bq

栃木県・ソバ2検体 うち1件11Bq

栃木県・かんぴょう6検体 いずれもGe3.5~6.9Bq以下

栃木県・CS原乳3検体 いずれもGe2.6~3.2Bq以下

栃木県・麦類45検体 うち1件2.8Bq(コムギ)

埼玉県・コムギ48検体 いずれもGe2.6~5.0Bq以下

埼玉県・CS原乳2検体 いずれも0.45~0.77Bq以下

千葉県船橋市・ヤマモモ 27Bq

千葉県利根川・テナガエビ 16Bq、ウナギ62Bq

千葉県銚子市・マイワシGe0.96Bq以下

千葉県銚子市・ゴマサバ1.1Bq、マアジ5.3Bq

千葉県・コムギ7検体 うち1件1.8Bq

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ff34.html