厚労省日報ダイジェスト6月12日(第411報)

12日は、限界値10Bqではありますが、流通白米や胚芽米等の検査結果が報告
されました。ゲルマニウム測定にて、セシウム各種5Bq以下の詳細も示されていま
したので、まずはありがたいことです。

一方、茨城県、京都市は12日の日報で下限値50Bq設定の検査を実に530件以上
も実施・報告しています。週間金曜日6月8日号の給食特集によれば、現行の食品基
準値である100Bqを確実に検出するためには、下限値25Bqの精度が必要だそうです。
牛肉には他の食品と違い、新基準の適用に猶予期間があるとのことですが...
正直、検査費用がもったいないなと感じます。

原木シイタケについては、生産者と消費者双方にとって非常に深刻な状況です。

厚労省日報ダイジェスト6月12日(第411報)

 ※基準値超過(1検体)
    No.575:栃木県産タケノコ(Cs:130 Bq/kg)

岩手県・牛肉32検体 いずれも限界値25Bq以下
山形県・牛肉52検体 いずれも限界値25Bq以下
山形県・ハチミツ2検体 いずれもGe8.9Bq以下
福島県・流通品牛乳2検体 いずれもGe3.7Bq以下
栃木県・川魚14検体 うち9件5.5~61Bq
栃木県・ハウス原木シイタケ 100Bq
群馬県・乾シイタケ29Bq
群馬県高崎市・ウド 34Bq
群馬県・ハウス菌床シイタケ3検体 うち1件11Bq
群馬県・マイタケ2検体 うち1件54Bq
群馬県・牛肉49検体 いずれも限界値25Bq以下
千葉県・ハウス原木シイタケ3検体 すべて2~60Bq
千葉県・ハウス菌床シイタケ9検体 うち7件2.7~34Bq
北海道・流通品白米2検体 Ge10Bq以下
青森県・流通品白米 Ge10Bq以下
秋田県・流通品白米3検体 Ge10Bq以下
宮城県・流通品白米 Ge10Bq以下
千葉県・流通品白米2検体 Ge10Bq以下
長野県・流通品胚芽米 Ge10Bq以下
佐賀県・流通品白米、胚芽米3検体 Ge10Bq以下
徳島県・流通品七分づき米 Ge10Bq以下
宮城県・流通品塩蔵わかめ Ge10Bq以下
島根県・牛肉47検体 いずれも限界値25Bq以下
他、限界値50Bq以下の牛肉多数