厚労省日報ダイジェスト5月31日分

近頃ちらほらと不検出が多くなり始めていた千葉県銚子沖の魚でしたが、
31日はカタクチイワシ2検体にも1.4Bqと14Bqの検出が報告されていました。
残念ながらやはり一朝一夕とはいかないのでしょう。
その他、岩手県が多くの検査結果を報告しています。原乳、牛肉共に
今だセシウムの検出が認められますが、巷には検出限界を25Bqまたは50Bq
に設定し、それ以下の数値は一切不検出とするような報告が多い中、25Bq
以下であっても検出が認められれば数値をそのまま報告するという姿勢は
とても誠実で有難いことだと思います。言い換えれば、他の「25Bq以下」や
「50Bq以下」という報告にも、岩手県と同様の検出が含まれている可能性も
十分にあり得るということです。牛肉については安易で大量の不検出報告
ではなく、より誠意ある検査を求めます。

厚労省日報ダイジェスト5月31日分(第403報)

※基準値超過(1検体)
No.105:宮城県産イノシシ肉(Cs:470 Bq/kg)

岩手県・原乳12検体 うち5件 2.1~5.4Bq
岩手県・牛肉87検体 うち6件 11.9~17.1Bq
宮城県・野生クマ、イノシシ、シカ肉6検体 うち1件基準値超、他20~58Bq
茨城県・CS原乳3検体 いずれもGe1.3~1.8Bq以下
栃木県・露地/ハウス野菜13検体 いずれもGe5~11Bq以下
栃木県・ウメ4検体 うち1件6.3Bq
栃木県・CS原乳3検体 いずれもGe4Bq以下
栃木県・豚肉3検体 いずれもGe5Bq以下
群馬県・牛肉20検体 いずれも限界値25Bq以下
千葉県・牛肉10検体 いずれも限界値25Bq以下
千葉県銚子漁港・魚類12検体 うち11件1.4~27Bq
長野県、北海道、岩手県・流通品牛乳 いずれもGe9.4Bq以下
東京都・多摩川中流域 アユ15Bq
東京都・ハウス原木シイタケ5検体 うち1件34Bq
神奈川県・原乳 Ge0.36Bq以下
神奈川県・海産物6検体 いずれもGe9.4~15Bq以下
新潟県・原乳2検体 いずれもGe10Bq以下
福島県郡山市、伊達市・鶏肉 いずれも限界値10Bq以下
長野県千曲川・ウグイ3検体 うち2件 1.7Bq、2.3Bq
長野県・CS原乳6検体 いずれもGe1.1Bq~2.9Bq以下
長野県・一番茶2検体 いずれもGe1.3~1.6Bq以下
長野県・ブドウ(巨峰) Ge3.9Bq以下
長野県・流通品ブナシメジ Ge1.7Bq以下
長野県・菌床エノキタケ2検体 いずれもGe3.8~5.1Bq以下
長野県・流通品牛乳 Ge1.4Bq以下
岩手県・流通品コメ(ひとめぼれ) NaI 12Bq以下
島根県・牛肉11検体 いずれも限界値25Bq以下
他、限界値50Bq以下の牛肉多数