厚労省日報ダイジェスト 5月17日(第393報)

このところ福島県産の食品が検査日報に挙がるようになってきましたが、
ゲルマニウムで測定していながらも、全体的に下限値が高めなのが気に
なります。特に清酒などは液体なので、牛乳と同じようにきちんと時間を
かければ1ベクレル前後まで出るはずです。
 
その他、埼玉県、茨城県のサツマイモにそれぞれ数ベクレルの検出があり
ました。市民測定所からもジャガイモからの検出が報告されているそうです。
雨による放射性物質の地中深くへの浸透と、土壌から放射性物質を吸収
しやすいと言われているイモ類の性質とが合致し始めているのかもしれません。
※基準値超過(8検体)
No.10:岩手県産コシアブラ(Cs:150 Bq/kg)
No.12:岩手県産ゼンマイ(Cs:260Bq/kg)
No.76:宮城県産原木シイタケ(Cs:190Bq/kg)
No.77:宮城県産ウグイ(Cs:110Bq/kg)
No.78、79:宮城県産イワナ(Cs:530Bq/kg、120Bq/kg)
No.80:宮城県産ヤマメ(Cs:110Bq/kg)
No.221:栃木県産サンショウ(Cs:270Bq/kg)
 
北海道・流通品スケトウダラ2検体 0.88Bq、 Ge1.1Bq以下
北海道・流通品マダラ2検体 9.2Bq、14Bq
岩手県・牛肉70検体 うち2件 50Bq、38Bq 他限界値25Bq以下
岩手県・鶏卵5検体 いずれもGe0.6~0.7Bq以下
宮城県・天然川魚4検体 いずれも基準値超
福島県・干し大根7検体 いずれもGe5.6~7.6Bq以下
福島県・タケノコ水煮4検体 7.5Bq、19Bq、他Ge15Bq以下
福島県・エゴマ油2検体 3.7Bq、Ge7.9Bq以下
福島県・エゴマ粉末2検体 38Bq、45Bq
福島県・清酒4検体 いずれもGe13Bq~16Bq以下
福島県相馬市・流通品梅干 53Bq
福島県・タケノコ 48Bq
茨城県・CS原乳3検体 いずれもGe1.27~1.72Bq以下
茨城県・農産物14検体 いずれも限界値25Bq以下
群馬県・牛肉127検体 いずれも限界値25Bq以下
埼玉県・CS原乳3検体 いずれもGe1.8~2.0Bq以下
埼玉県・茶17検体 うち15件1.8~6.5Bq 他Ge2.0Bq以下
青森県・流通品ゴボウ Ge2.2Bq以下
長野県・流通品ブナシメジ Ge2.2Bq以下
埼玉県さいたま市・サツマイモ 2.1Bq
茨城県・流通品スルメイカ Ge1.7Bq以下
神奈川県・一番茶20検体 うち16件0.79~3.9Bq、他Ge1.5~1.8Bq以下
神奈川県・露地野菜4検体 いずれもGe5.9~6.5Bq以下
山形県・一番茶3検体 いずれもGe1.3~1.5Bq以下
静岡県・牛肉14検体 いずれもGe2.3~3.0Bq以下
静岡県・一番茶5検体 いずれもGe1.5~1.8Bq以下
宮城県・流通品マコガレイ 16Bq
宮城県・流通品カワガレイ 17Bq
神奈川県・流通品マサバ 17Bq
新潟県・流通品エリンギ Ge5.0Bq以下
静岡県・流通品マイタケ Ge5.1Bq以下
長野県・流通品ブナシメジ、ホワイトブナシメジ いずれもGe4.5~4.7Bq以下
茨城県・流通品サツマイモ 4.4Bq
島根県・牛肉73検体 いずれも25Bq以下 
その他、限界値50Bq以下の牛肉多数